Bitcoin アドレスの残高を調べる
というわけでビットコインのアドレスは使い回すは一般的には良くないが、寄付などでは良いのではないかと書いたが、寄付の受付をアドレス使い回しでやると良いといっている記事があった。
ブロックチェーンは公開された帳簿なので、誰でも全ての取引を照会することができます。したがって、寄付金を募っているウォレットにはいくら集まったのか、またどのような資金の使われ方がされているのかが一目瞭然なのです。
全取引が一目瞭然ということは悪質な詐欺を極限まで減らすことができるということです。
blockchain を全部舐めれば、どのアドレスにいくらの残高があるとか、どのアドレスに対して支払いを行ったかとかがわかるはずですね。
Blocktrail という会社が運営している Block explorer というサービスでは、(おそらく)アドレスごとに取引の内容をデータベース化しており、アドレスの残高を眺めたりすることができます。
BLOCKTRAIL | Bitcoin API and Block Explorer
たとえば この記事 で寄付受付用に公開されているアドレスがあります。
Anyway, if you like to donate for one of my projects or this article, feel to send bitcoins to 15B8b5yCB5sK7hSwbhyQQZpHrRYzvmxrAA ;-).
このアドレスの残高を見てみましょう。
これまでに6回の取引が行われ、0.71068296 BTC の残高があることがわかります。
Apache財団 のアドレスは少しずつですが寄付が集まってますね。
このように寄付に単一の bitcoin address を使えば「みなさまの寄付により〜円集まりました」とかいちいち集計しなくても誰でもわかって便利です。
一方で Mozilla財団 や Wikipedia では寄付の受付に coinbase というサービスを利用しており、一定時間ごとに違うアドレスが使われているようです。
まだまだ知らないことが多いので同じアドレスで寄付を受け付けることによるデメリットもあるのかもしれませんが、同じアドレスで受け付けたほうが透明性の点からは評価できますね。