Bitcoin のアドレスは毎回変えよう

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この先 bitcoin を扱うためのリテラシの必要性が高まるのではないかと感じている今日このごろです。 自分の子ども世代では国の発行する通貨に追加してデジタル通貨も扱えなきゃいけないんだろうなあ、大変だなあ。

というわけで bitcoin について調べているのですが、 Bitcoin に送金する際に使われるアドレスは毎回変えたほうが良い、と Address reuse - Bitcoin Wiki に書いてありました。 アドレスの使い回しはできるけどやらないほうがいい、ってことですね。 Bitcoin beginner の私は知りませんでした。

同じアドレス(以下、アドレスAと呼びます)をずっと使っていた場合、個人と結び付けられた時に厄介なことになります。 Bitcoin では取引内容、すなわちアドレスXからアドレスYへいくら移動したという情報が全て公開されています。 すなわち、アドレスAの残高も丸見えなわけです。

私が通販で買い物をして、アドレスAから送金して、自分の住所へ何かを届けてもらったとします。 そうすると、通販の運営者は、私という個人とその住所、アドレスAを関連付けることができます。 もし私がアドレスAをずっと使いまわしており、全貯蓄の100億円相当*1をアドレスAに入れていたとしたらどうなるでしょう。 通販の運営者には、私がどこに住んでおり全貯蓄がいくらあるか分かることになります。 悪意のある人にこの情報が渡ると、恐喝の対象になったり、何かの際に足元を見られたりするわけです。 あまり気持ちの良いものではないです。

ではどうするかというと、一度取引に使ったアドレスはもう使わないというのが正しい運用になります。 そうすると bitcoin の受け取り毎に別のアドレスを使うことになります。 アドレスが増えて面倒になりそうですが、複数のアドレスをまとめて扱える wallet というものを使うのが普通みたいですね。

逆に残高がわかってもいい状況、たとえば募金を募る場合などではひとつのアドレスでいいのかもしれません。

参考 genxnotes.com

*1:もちろんそんなに持ってませんよ…